葬送のフリーレン 25話 雑感

・二次試験でフリーレンの鏡像を倒す方法を模索するエピソードが続いています。

 ・フェルンが私なら殺せる――と言い、嬉しそうにフリーレンが応える。

   ・それがフリーレンの、そしてエルフたちがかつて思い描いた未来だったのだから――というのがこの回の話。

 

・後半でフランメが死んだことを告げに来たフリーレンとゼーリエとが会話する遠い過去が流れます。

 ・ゼーリエがフランメのことを、人類の魔法の開祖がかつて幼い子供のときに何を願っていたのかを回想します。

   ・原作でも良かったのですが、声――これまでも何度かあり、これからも繰り返される失ったものとときを舌にのせるエルフの乾いたトーンと、動き――フランメがかつてどうふるまったか、が重なることで非常に印象的になっていました。

     ・派手な魔法合戦も艶やかで良いのですが、こういうのもまたアニメ化されて良かったなあと思う要素ですね。

葬送のフリーレン 21話 雑感

・一級魔法使いの一次試験終了。

・大半がデンケンらのチームとの戦闘なのだけど、後半の結界を壊そうとするくだりからアニメとして見ごたえがあった。

  ・フリーレンの魔法のエフェクトは豪華だったし、雨の中の水遣いと対峙する絶望さも伝わってきた。

   ・ただここらへんは良し悪しでもある。

     ・原作の魔法使用時のさりげなさ、破られる・負ける時のあっけなさもまた味ではあったので。

  ・それに絵だったシーンが動かされて、動きの中として意味合いが補填されるのも、アニメとして観る甲斐があった。

 

・次回は二次試験前の休憩かな。

  ・試験編は原作読んでいて全体として悪くないんだけど冗長な印象なので、テンポ良くさくさく行って欲しいところ。

勇気爆発バーンブレイバーン 1-3話 雑感

・事前情報で出ていた機体などはリアル系でしたが、題名はどう考えてもスーパー系なのでいずれ主人公機を出すのだろうと予測されていたのですが、見始めてそう来るかーとびっくりしました。

・今のところ、ギャップ・温度差が全体的に酷い作風となっています。

 ・1話ではリアルロボ風に始まって、突如出現したスーパーロボが蹂躙しくさるのですが、そのスーパーロボが大人の自衛隊隊員を乗せようとするのが気持ち悪いときます。

   ・そして、よくある勇者系の主題歌が流れるノリノリの戦闘シーンに突っ込む自衛隊員とは。

 ・2話では初手拷問で放送時間の半分ぐらいかけて拷問され続ける自衛隊隊員、反して他の人間は人類の総攻撃だーとわりとまとまりつつあり、スーパーロボは自衛隊隊員の成りそめを語り続ける。

   ・しかしなんで最後裸に剥いたんだ・・・

   ・EDもなにこれ・・・

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 ・3話ではやさぐれながらも戦うことにやっと前向きになったら、粘液攻めされて、やっとこさ戦い終わったと思ったらアメリカ軍人がちちくりあってくるときた。

 

・いやーこれまでイサミ虐めが酷くて、それがほんと面白い。

  ・読めそうな展開をしながら、絶妙に少し外してくる芸風は今後も楽しめそうです。

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版 雑感

タランティーノ作品は結構楽しんで観ていますし、名作と名高いのは知っていましたが、このデビュー作だけはなぜか触れないでここまで来てしまいました。

・今回デジタルリマスター版が上映されるのを機に劇場で見てきました。

 

・観た感想としては成程タランティーノ作品だ、という感じ。

 ・色の名前のコードネームを付けて、それぞれ正体を隠した強盗団が、宝石店強盗に失敗した後どのようにして崩壊したかを描くクライム映画。

  ・交わされる言葉も、立ち居振る舞いも、鳴り響く音楽も、どれもこれも暴力的。

   ・時系列がシャッフルされ、どうしてそうなったか、どうしてそういう反応なのか、目の前の登場人物が何を知っていて、何を知らないのか、無駄話や意味のないジョークや感情の突然の発露の叫びを通して慮っていく視聴体験はこれぞ。

   ・先ほど画面上で展開された光景が隠された情報が開示されることで意味合いががらっと変わって衝撃を得たり、確かに起こったことなのに言葉と態度で作中で嘘だと断じられて破滅的なことになっていったり、こういうのを撮影できる映画って楽しい――と観ていて幸せでした。

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇- 雑感

・事前情報は谷口悟朗監督作品ぐらいで、なんとなく観てきました。

  ・エスタブライフは未視聴です。

 

・新宿クラスタを支配するヤクザと、ヴァンパイア族が崇める宗教との追手から逃げるアクション物。

 ・動きまくる殺陣、そこかしこで起こる血煙と爆発、ただひたすら目的地に向けて逃げるというシンプルな筋、まさしくB級アクション。

 ・さっと見るにはいい感じかと。

 ・絵的にはディストピアの人間のバリエーションや社会・クラスタのイメージがありきたりでつまらないとかありましたが、アクションの空間の使い方が良いので誤魔化されて楽しむことは出来ました。

 

・キャラは凄い誰が良いとかはなかったのですが、サブキャラのジャミの言動の不安定さはあまり類がなく、なんだこいつと目を離せない変さでした。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 雑感

・公開初日に観てきました。

 ・原作大好き人間ですので。

 ・上映回数が半端ないですが、めっさ混んでました。やはり凄い人気ですね。

 

・娯楽作品としてよくできていました。

  ・2時間ばかりコメディを繰り広げ、活劇で魅せ、家族愛でほっこりさせると、退屈する時間はありませんでした。

  ・深く考えない楽しめる作品を観に行く目的に極めて合致している秀作かと。

  ・ふざける時はふざけ通すのはばっちこいなのですが、〇〇〇の〇〇は流石にやり過ぎな演技、やりすぎな絵でちょっと引きました。

     ・や、笑ったので負けなのですがね。

 

・あとやっぱりヨルさんの設定はファミリーや子供向けに売るにはまあまあえぐいのではないかなと思いましたが、国民的なコナンもあれなので気にしすぎなのでしょう。

  ・それに幼女の腹をかっさばくと真面目にしようとするのもまあちょっとどうなんるだろうとも・・・。