・初日にDOLBY CINEMAで観てきました。
・なんだかんだリドリー・スコット監督作品好きですので。
・大雑把に感想をまとめると、まあまあでしょうか。
期待していたほど大作にして傑作ではなかったですが、観る甲斐はありました。
・18世紀の合戦描写と美術は非常に迫力ありました。
・廃墟・戦場の背景もはっとさせられるぐらい映えていました。
・主演の演技は良く、特に負けた戦のなんとも言えぬ演技は最高でした。
・全体的に目で見る快楽度合いは高かったですね。
・ストーリーは今一つでした。
・ナポレオンの半生を、ナポレオンと記名する書類――婚姻、手紙、条約、そして離婚――にからめて描いています。
・しょうがないですが、ナポレオンの半生を描くのに2時間30分ぐらいではつまみ食いにしかならなかったです。
・ジョゼフィーヌ軸にするにしてもロマンスとか解釈で面白い訳ではなかったです。――比較対象が長谷川哲也版だったりするので、比較しようとした自分が悪かったような気もします。
・シーン毎で観て良くといいんですが、通しで考えるともう少し尺が欲しかったですね。
・ヒットしつつ文芸的に評価される映画を撮るのが目的な気がするので、まあ目論見いったのではないでしょうか。