デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前編 感想

・公開翌週まで知らなかったのですが、宣伝が偶々目に止まって百合SFかなと気になって観てきました。

  ・原作は未読です。

 

・感想は、変な作品だったな、となります。

  ・未確認飛行物体が空を漂い、撃墜のため米軍が撃った兵器によって汚染された東京が舞台。その日の東京の予報で飛行物体の進路で影になる地域と汚染濃度が発表されて1日が始まる。地球が終わるかのようなでっかいものが空を覆いながら日常が続いていく独特な閉塞した空気の中、5人組のJKたちの日常で映画は幕を開けます。

    ・惚れた腫れたとか、進路で悩むとか、レストランでだべるとか、夜にFPSやるとか。

  ・そこからあらぬ不穏な方向へとドライブしていきます。

   ・日常の裏で実は未確認飛行物体から宇宙人が何度も何人も来訪していて、その上密かに軍が処理している――のはそんなものだろうと受容出来ますし、なんか嫌な浸透を横目で見て侵略SFとして不気味でいいなあと思ってさえいたのですが、メインキャラクタの過去になってから????となりました。

   ・ドラえもんオマージュの作品内作品を出した上で、どうしてそうなるのということが起き続けます。

  ・そして前編ラストでこれからどうなるか――人類滅亡――ばーんと予告されます。それは本来驚きなのですが、それまでの出来事と今目の前の絵面――落ち続ける人影――を見ていると変な実感と言うかそらそうなるしいかないだろうなあという妙な納得が生まれていました。

    ・うーん、かえすがえす特に後半は変と言い続けちゃいますね。

 

・まとめるとセカイ系×侵略ミリタリーSF×重めの百合×暗黒ドラえもん、みたいな。

  ・どうオチつけるか楽しみなので、5月の後編を心待ちにしています。

    ・それと観終わってから原作読んでみようかなと思っています。