・記念すべき第一話。モルダーとスカリーのお話はここから始まった。
・と言っても整合性はかなり悪く、印象悪い。
・同年代の青年が連続して怪死を遂げた事件を追うのだけど、なんで類人猿が棺に入っていたのかとか、赤いバツ印は何だったのかとか、イメージ先行というレベルじゃないよと言うぐらいに良く判らないまま終わる。
・ゆっくりと話が進み、物語は軋みを上げていく。
・スターク家とラニスター家とは、王と王の手との互いは信じ合いながら、周囲が勝手に摩擦を生み、すれ違いは大きくなっていく。
・スノウは壁に到着。理想とは異なるナイトウォッチの姿に悩む。
・ターガリエン家は今は平和だったりする。デナーリスは夜伽を積極的に学ぼうとし、ドロゴも受け入れようとするし、なんでかラブコメカップル成立へ。
・さて、最後に。狼は早速一匹物語を離脱し、見えてはならぬものを見た少年が帰還する。彼は何を語るのだろうか――。
・ファンタジー戦記のドラマとして映像の完成度は非常に高い。衣装とか建物とか食事は作品内リアリティを上げている。
・ストーリーとしてはまだ序盤の序盤なのでなんとも。
・普通に女性の裸が出てくる。超美人はいないのは残念。
・傑作回と聞いてはいて身構えて観た。そしてまあ、やっぱり震えた。こいつは凄い。今までは時々良くても大筋では微妙だったが、この回は素晴らしい。
・枠としてはよくあって、ヒロインとの逃避行から、ヒロインが知らぬ間に敵になっていて殺してしまう――という展開だけど、その戦いの描き方がキレキレだった。
・エモーショナルと言い換えてもいい。
・敵を攻撃するたびに流れるテロップと傷つく生身のヒロイン。そして止めを刺した後に、横を見るとビルに自らの名前があり――斃した相手の正体を知る。
・非情で、非常に素晴らしい視聴体験だった。
・衝撃波で街灯がメッセージになるというエフェクトも最高。
・これは確かに歴史に残すべき回だった。
・が、これをやって、これから更に盛り上がるのだろうか。