・侑がとーこ先輩と連呼するシーンは原作でも好きなのだけれども。
・それよりも喫茶店店長×先生が好きなのでそちらがきちんと映像になったことに歓喜した。
・ただやっぱり沙弥香の回であった。好きな人の思うように振る舞うことと自分の想いとのコンフリクトは侑に起きたし、彼女にも起きた。事態は彼女を置いて行くのだけれども、彼女の想いを知ってくれる人が一人は出来た。
それは些細な救いととって良いのではないだろうか。
・まさかのラスボスの方が直接突撃してくる回。戦闘としてはヴィットの初参戦。
・勝手にベッドに横になったり、枕の匂いを嗅いだり、持ってこられた2Lのペットボトルを直飲みという傍若無人ぷり。流石アカネくん、何かの欠落を抱えているヒロインである。
・アカネが「その通りだよ」「そう考えている通りだよ」という時の外れっぷりもまた、人の心が読めない一つを表していたのではないかなと。
・箱庭の演出。6話で列車で地の限界を知り、7話で初めて空を飛び、あの構造体に気づく。段階を踏んでいて丁寧だった。ゼーガペインの方が上手いかなーとは思ったけど、そこはそれ。
・色々と土足で踏みにじられたアカネと、「これからどう闘うか」に初めて心を巡らせる裕太。欠落を救う――だけで終わってほしくないがさてさてこれからどうなることか。
・――こうして呪いは完成した、と。
・6巻で破綻した、あの川での誓い。
どうしてそうなったという結論だけど、「今の自分が嫌いだから、相手に好きになってほしくない」VS「相手の今を変えたいから、好きにならない」というロジックは正しい。だからこそ雁字搦めになるのだけれども。
・あと沙弥香と侑の濃厚接触その1が良かった。
・試験勉強編。
・部屋にお邪魔して独りになって、いきなりベッドの匂いを嗅ぐ燈子は圧倒的に正しい。
・しかし侑が魔性の女というか、距離感が無防備であった。先輩の変態と罵ったり、手を取って脈を取ったりと、いやいいぞ、もっとやれ。
・生徒会が始動。
・燈子がキスをせがむあたりは力が入っていたし、その甲斐あって大変素晴らしい出来だった。少し「エロい」のあたりの演出がくどかったけど、まああれはあれで。
・物語全体で槙の扱いはこれぐらいで、あとはほぼフェードアウトするのは本当に良かった。無駄に前に出たら嫌いになっていた。
・それは兎も角、こいつぅという沙弥香という顔がツボにはまったでござる。
私を連れだしてくれたの?
・――息が詰まる空気から、そして閉塞した居場所から。
多分誰も手を伸ばさなくても、最後まで上手く行ってしまっただろうけど。
出会ってしまって、運のつきという訳で。
助けられた彼女が、侑だと決めたように。
侑もまた、決意します。
この人の近くにいようと決めた。
・いやあ良いですよ、良いですよ。
・侑が演説終わって燈子とすれ違うシーンとか、燈子と沙弥香がさらっとタッチするシーン大好き。
・嵌ってきました。