GODZILLA 星を喰う者

・公開初日に観てきました。

 

・基本的には面白くなかったです。基本没頭するたちで劇場でなんでそうなったと醒めて溜息をつくのはそうあるものではないのですが、数え切れないぐらい溜息をつきました。

 

・なんでああなった。

 

・怪獣プロレスにしないようにしたのは判ります。でもハルオという個人が大きかったわりに、なんで彼なんだろうという思いが覆ることはありませんでした。それぞれの陣営――ビルサルド、エクシフ、フツア――が彼に対して教条を語り、彼は揺れ動き、それが映画の展開になるのですが、そこに面白くなる要素はありませんでした。

あくまで人間だった――で通すのは判りますし、その人間であることはことここにおいて、この世界においては貫き通せないものだったとなるのも帰結としては悪くありません。

しかし3部作の3作目の結論じゃあないかな。1本の映画なら、判らなくもなかったですが。

 

・良かった探し。

ギドラが登場するシーンは素晴らしかったです。特に宇宙船を行きがけの駄賃で壊すシーンは白眉。時系列が入り乱れた破壊は完全には成功していませんでしたが、絶望感が出ていました。

 

・でも怪獣がなんかよくわからないことをしていて、横で人間が実況しているのが面白すぎた。それプロレスじゃん!

 

・しかしなんでああなった。