劇場版『SHIROBAKO』 感想

・4年後のムサニ/とある失敗で倒産しかけて下請けになったムサニの物語。

・上山高校アニメーション部の5人娘もそれぞれ停滞し、今のままで良いのかと悩む日々。そこにムサニに公開期限まで8か月ぐらいしかない劇場版作成の話が舞い込んで――と進んでいきます。

・散り散りになった仲間が再度集まり、また特性を発揮していくという流れは劇場版らしかったです。

・しかし台詞での前向きになれという説教臭さが過多に感じたのと、ミュージカルと殺陣の挿入のつまらなさ(様々なアニメーション方式を活用する意図は判りますが)には興醒めさが大きく、乗り切れないところがありました。

・そんな訳でメインストーリーよりもぽんかんデザインのキャラが活き活きと動いているのが観てて引き込まれました。

 伝わらない好きさで言うと、みゃーもりが雪降る公園でブランコを漕いでいた時に後ろから人形にど突かれたあたりの、うっとなっているみゃーもりの表情は神がかって良かったです。

 

・まあ、でもですね。

 なんだかんだ色々あって、仲間たちと集まって結果を出して、まだまだこれから俺たちの戦いは続いていく――という終わりの後に、この歌が流れた時にはぐっと来たものです。

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 だからきっと、この劇場版は僕は嫌いになれないかと。